インキュベータについて
支援内容について
審査について
応募資格について
渡航手続きについて
その他
一般的にインキュベータは事業開始段階の企業を支援・育成することにより新しいビジネスを生み出し、地域経済の活性化に貢献する役割を担っている機関です。多くのインキュベータが連邦政府、州、郡、市などの公的機関や大学、官民共同、民間企業などによって運営されています。 これらのインキュベータにはハード面(オフィススペース貸与)とソフト面(コンサルティング)の支援体制がそろっているのが特徴です。各インキュベータはインキュベータマネージャーが配置されており、入居企業に対して、専門的アドバイスや、ビジネスプラン達成に必要な各種専門家のコーディネートを行っています。
一例として、一般的にインキュベータは、以下のサービスを提供しています。
・経営アドバイス
・マーケティング支援
・技術コンサルティング
・ビジネスプラン作成支援
・ターゲット顧客紹介
・ネットワーキング
・資金調達支援
・財務・会計サービス
・法律・特許サービス
・オフィススペース貸与
・総務・事務サービス など
なお、インキュベータの目標は1年から3年以内に入居企業(ベンチャー企業)を卒業させることですが、入居企業は卒業の際に健全な財務会計の元での自立を求められます。
- どうやってインキュベータを選べばいいのでしょうか?
米国で展開するビジネス内容によりますので一概には言えません。それぞれのインキュベータによりサービスに特徴がありますので、自社のビジネスと照らし合わせてご検討されるのがよろしいと思われます。その際、以下の点を重視されることをお勧めします。
・インキュベータの地域にある競合企業
・パートナー企業
・ターゲットとする顧客の存在
・インキュベータが得意とする分野
・税金、家賃、生活費など
- ジェトロが提供するインキュベータのオフィスの設備の詳細が知りたいのですが?
入居するインキュベータにより異なりますが、一例を挙げると、一部屋約20u(机、書庫付)、電話、ファックス、ブロードバンドインターネット接続サービス(有料)となります。
- 金額にするとどれくらいの支援を受けられるのですか?
入居するインキュベータにより異なりますが、年間約3〜6万ドル程度になります。
ジェトロでは直接の人材紹介は行っていませんが、インキュベータによっては別料金で紹介サービスを行っています。例えばシリコンバレーBICにサービスを提供しているUS-MACでは、約1万ドルでイニシャル・スクリーニング、1次面接までを含めた人材紹介をお手伝いしています。
- 支援企業が米国で成功したら(IPOなど)、ジェトロは何か見返りをもらうのですか?
一切いただきません。ただし、本事業の成功例として広報媒体を作成させていただいたり、ジェトロ主催セミナー等の講師のご協力をお願いしたりすることがあります。
- インキュベータに入ることでベンチャーキャピタルなどから出資が受け易くなったりするのでしょうか?
各社の製品・技術の特徴にもより一概には申し上げられませんが、インキュベータは単に入居施設を提供するだけではなく、外部とのネットワークがあり、ベンチャーキャピタルを紹介することもあります。また、インキュベータや関係機関が主催するベンチャーキャピタルとのマッチングイベント、コンテスト等に参加することにより、出資を受ける機会を増やすことができます。
- ビジネスプランには決められたフォーマットはあるのですか?
ビジネスプランには決められたフォーマットはありません。しかし、自社のビジネスが審査を行うインキュベータに明確に効果的に伝わるようにビジネスプランの書き方、内容を工夫する必要はあります。その際、インキュベータは以下の項目を重視しますので、必ず盛り込むようにしてください。
【米国市場を対象としたビジネスプラン例】
・Business Objectives, Vision(事業目的、ビジョン)
・Products/Services and Market(製品/サービスと市場)
・Intellectual Property(知的財産権)
・Analysis of Risks(リスク分析)
・Financial Projection(財務計画)
・Management Team(マネージメントチーム)
・Resources Required(リソース)
・Objectives in the incubator(インキュベータ入居目的)
- 米国インキュベータでの審査におけるプレゼンテーションには通訳を付けることは可能ですか?
通訳をつけることは可能ですが、インキュベータ入居までには、英語でのビジネスコミュニーションが可能な人材を確保することを応募資格としています。
- ベンチャー支援としていますが、創業年数は関係ありますか?
ありません。
- アメリカ市場向けの製品・サービスが完成していることは応募資格にかかわりますか?
応募資格にはかかわりありません。米国でのビジネス展開がスムーズにできるという意味で、アメリカ版の製品・サービスが完成していることが望ましいですが、完成していなくても応募は可能です。ビジネスプラン次第では完成版が無くても審査を受けられ、合格すればインキュベータへの入居が可能です。(なお、応募資格には関係しませんが、例えば、デモ版ができていると、セールス活動や資金調達、パートナーの獲得等の活動がよりスムーズに進められます。)
- 渡航前に、米国弁護士、米国会計士等の紹介等を受けることができるのですか?
入居予定インキュベータを通じ、紹介させていただくことが可能です。ただし、個別相談料は各自負担となります。
- 海外の渡航手続きは自分で行わなければならないのですか?
各自で行っていただきます。
- 米国のビザ取得にはどれくらいの費用と期間がかかりますか?
費用は弁護士費を含めて約3000ドルになります。期間は米国移民局の状況により異なりますが、通常約3、4ヶ月かかります。但し、6ヶ月以上かかったケースもあるので、早めの手続きをおすすめします。場合によっては、追加料金で特急手続きを申し込むことも可能です。
- なぜ、ジェトロがこのような事業を行っているのですか?
日本全国で官民あげてのベンチャー支援を行っていますが、海外展開を支援するものはほとんどありません。また、米国でのビジネス展開を希望する企業のニーズもあることから、海外とのネットワークを持つジェトロの強みを生かしてこの事業をはじめました。
- 渡米後、ジェトロの支援とは別に、各自で負担する費用はどれくらいになりますか?
米国内の地域、各社の事業内容にもより一概には申し上げられませんが、会社設立および従業員1名の生活費を含み、年間約1000万〜2000万円の活動費が必要となります。